2011年12月

        
category - 2010年南イタリア

南イタリア親子旅行Vol.65 世界遺産の街『カルタジローネ』

2011/ 12/ 22
                 
スカーラを下りて真っ直ぐ行くとムニチーピオ広場(市庁舎広場)に出ます。

シチリア31カルタジローネ

さらに突き進んでぶつかったのが、この建物。
『ギャラリー・ルイジ・ストゥルツォ』と書いてあり、入ってみると…、

シチリア32カルタジローネ

あらまぁ素敵♪
あの壁画も陶器ですか?陶器のようです。
端にカフェがありますが、真ん中はがら~んとしていて殺風景。
展示会に使われる場所なのでしょうか?
私が持ってるガイドブックには、案内どころか地図にも載ってないし…。
入口の方を振り返るとさらに立派な陶器の壁画があります。

シチリア33カルタジローネ

シチリア34カルタジローネ

そして街を歩けば…、標識や看板が陶器製、陶器が並ぶ土産物屋が沢山あり、
カフェのカウンターも陶器で飾られて、と、陶器だらけ!

シチリア35カルタジローネ・カフェ

なんと、先史時代から陶器が作られていたというカルタジローネ。
9世紀にアラブ人から伝えられたマジョルカ焼によって、
陶器作りはさらに発展し、イタリア本土へ渡ったとか。
しかし、カルタジローネが世界遺産とされているのは
”ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々”の8つの町の1つ
としてなのです。

シチリア36カルタジローネ

カルタジローネがあるシチリア島南東部は、ヴァル・ディ・ノートと呼ばれる
渓谷地帯。この一帯は1693年の大地震によって壊滅的な被害を受けました。
その後、当時イタリアで流行していた建築”後期バロック様式”を
取り入れた復興計画によって、ヴァル・ディ・ノートの8つの町(カターニャ、
ラグーザ、ノート等)は、見事に復興したということ。

シチリア37カルタジローネ

旅行当時は2010年。翌年に東日本大震災が起こることなど夢にも思わないで
この街を訪れましたが、壊滅的な被害を受けた後の復興の街だと思うと、
感慨深いものを感じます。
不思議と温かい雰囲気を感じたのは、愛する街の復活を願い、
美しい街を作ろうとした人々の気持ちが残っているのかも知れませんね。

                               つづく
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南イタリア親子旅行Vol.64 カルタジローネ『スカーラ』

2011/ 12/ 18
                 
シチリア26カルタジローネ

なんとか…、『スカーラ』に辿り着きました。
正式名称は”サンタ・マリア・デル・モンテ大階段”。
1606年、旧市街(階段上)と新市街(階段下)を繋ぐ目的で造られた階段で、
エトナ山の溶岩を使っているそうです。

なぜこの階段を目指したのか?というと、妹から渡された
『シチリアへ行きたい』(とんぼの本)をペラペラめくっていた時に、
「とても素敵な写真を見てしまったから」というだけのこと。
長い間憧れていたとか、以前から知っていた場所ではありません。

シチリア27カルタジローネ

本のように感動的な写真は撮れないし、本で見たほど素敵じゃないけど、
「こんな階段、見たことないっ!」という鮮やかな階段で、
全部で142段あるという蹴上げ部分にマジョルカ焼のタイルが貼ってあり、
1段毎に模様が違います。

シチリア28カルタジローネ

タイルで装飾されたのは1954年と、歴史は古くないのですが、
まるで階段ができた時からこうだったみたい。
タイルを見ながら一段一段登って行くのは、とても楽しい時間でした。
しか~し、長~い階段で!!

シチリア29カルタジローネ

母は、途中で登るのをやめてしまいました。いつものことですが、
無駄に歩くことになりそうになると、止まってしまうのです。
登りつめたところには『サンタ・マリア・デル・モンテ教会』という
バロック様式の教会があるらしいのですが、下りることを考えると
頂上まで行かない方がよさそうなので途中で引き返すことに。

シチリア30カルタジローネ

若い人はもちろん、地元の人たちは普通に通ってる階段でしょうが、
老人にはつら~い階段でした。

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 シチリアへ行きたい









                         
                                  
        
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南イタリア親子旅行Vol.63 専用車観光のドライバーはオヤジを選べ!

2011/ 12/ 13
                 
翌朝現れたのは、アルベルトよりも若くてイケメン♪マルコです。

最初の目的地『カルタジローネ』は、標高約600mの山の上にある
陶器とバロックの街。
2002年、『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』として
世界遺産に登録されました。

シチリア24カルタジローネ

パレルモから2時間くらい走った頃だったでしょうか…、
「あれじゃな~い?」
ガイドブックの写真が遠景過ぎてわかりにくいけど、雰囲気はそっくり。
山に貼り付くように家が建ち並び、頂上には聖堂があります。
ところが……、マルコに確認するとあやふやな返事。

ーーーーーこいつ、知らないんじゃない?

まぁ、まぁ、まぁ、若いんだからしょーがないか……。
そして更に30分位走って街に入ったのですが、マルコは時折車を止め、
歩いている人たちに道を聞いています。
イタリア語なので「スカーラ(階段)」という単語しかわかりませんが、
私たちが行きたがってる場所への道を聞きまくっているのは明らか。

ーーーーー仕事なんだから、地図くらい用意しろよっ!

おまけに、ちょっと見どころっぽい所でもスイスイ走り過ぎてしまって、
ゆっくり見ることもできません。

ーーーーーこーゆー所はゆっくり走るのよー!!

車の中から撮った写真は綺麗に撮れてないし…。
いや、1枚だけ何とかまともなものがあったんですけどね~、

シチリア25カルタジローネ

あとで調べたらサン・フランチェスコ橋という観光スポット!
止まってもらえばよかったと、悔しい思いをしました。
皆さん、専用車で観光するなら、若くてカッコイイよりも
うるさすぎる位色々知ってるオヤジドライバーを選びましょう。

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南イタリア親子旅行Vol.62 専用車でラクラク♪パレルモ郊外観光2

2011/ 12/ 09
                 
そしてパレルモへの帰り道。タクシーの中では明日の打ち合わせ。
専用車での観光はとってもラクチンなので、明日は8時間チャーターして、
もっと遠いところへ行ってみようということになりました。

シチリア22花モンレアーレ

シチリア島の南端近くにあるバロック都市・ラグーザへ行きたいと告げると、
アルベルトは「遠いから無理」だといいます。
だって!東の端にあるシラクーサまで、ブルマン(長距離バス)で
3時間15分ってガイドブックに書いてあったのよー!!
だから行けないことはないと思いますが、ガソリン代を気にしているのです。
きっと……。

シチリア23ガソリンスタンド

アルベルトは、世界遺産『アグリジェント』を薦めるのです。
そう、初めて彼のタクシーに乗ったときもアグリジェントを推してたっけ…。
そして私たちはその時と同じように
「古代遺跡は見なくていいのよ-」と、拒否。
ポンペイ遺跡へ行ってきたばかりだし、私たちの旅行史を辿れば
パルテノン神殿(ギリシャ)、デルフィ(ギリシャ)、エフェソス(トルコ)、
フォロロマーノ(イタリア)、クノッソス(ギリシャ)等々、紀元前の遺跡は
かなり堪能しているので、充分です。
それにアグリジェントなら電車でもバスでも片道約2時間。
自力でも簡単に行けるし、交通費は多分安いだろうし、わざわざタクシーを
利用する必要はないのです。

押し問答の末、『カルタジローネ』と『ピアッツァアルメリーナ』に
決まったのですが、
「予定があるから息子に行かせる」と、突然言い出すアルベルト!!

しかし、すっかりタクシー観光に味を占めてしまっている私たちは、
たとえ運転手が代わってもモンクは言いません。
8時間400ユーロで行ってくれるなら、息子でも孫でもいいのです。

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                              VOL.63


☆ポンペイ遺跡 → 南イタリア親子旅行Vol.37
☆現地発着ツアー €223(1人)→ 【プライベートツアー】世界遺産「神殿の谷」アグリジェント観光ツアー<車貸切/パレルモ発>
☆現地発着ツアー €236(1人)→ 【プライベートツアー】世界文化遺産を訪ねて~アグリジェントとピアツッアアルメリーナ1日観光ツアー<車貸切/タオルミーナ発>




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南イタリア親子旅行Vol.61 モンレアーレの『ドゥオモ』

2011/ 12/ 04
                 
中庭の回廊にすっかり魅せられ、興奮してしまいましたが、
やはりモンレアーレ観光の主役は『ドゥオモ』なのでしょうねー。

シチリア16モンレアーレドゥオモ

1174年、グリエルモ2世の命によって建立された聖堂です。
で、”グリエルモ2世”って、誰よ?って話ですが…。
あの煌びやかなパラティーナ礼拝堂(パレルモ)を造らせた、
初代ノルマン王・ルッジェーロ2世の次の次の王様です。

父・グリエルモ1世が若いときに赤痢で急死したため、
12歳で王位を継いだそうです。ところが……、
彼の家庭教師・ヴァルティエーロ・オッファミリオがスゴイ奴で、
パレルモの大司教になって権力をふるっていたため、その権勢を削ぐため、
「パレルモの近くに別のカテドラル(司教座聖堂)を!」と、
秘密裏に建立されたのが、このモンレアーレのドゥオモ。
正式名称は「サンタ・マリア・デル・ノーバン」といい、
新しく聖母マリアに捧げる教会という意味で、入口には聖母マリア像と
ドゥオモを捧げるグリエルモ2世の像が置かれています。

シチリア17グリエルモ2世聖母マリアにドゥオモを捧げるグリエルモ2世

これを知ったオッファミリオは、自分の大聖堂(パレルモのカテドラル)の
改築を始めたのだとか。

シチリア18モンレアーレドゥオモ

足を一歩踏み入れると、キラッキラの黄金の世界。
両脇に置かれたパイプオルガンのパイプも輝いています。

シチリア20モンレアーレドゥオモノアの方舟建造中の画


壁一面に聖書の世界がモザイクで描かれ、祝福を与えるキリストの下には
天使や十二使徒が並んでいるのですが、モザイクに見えないほど精緻です。

シチリア19モンレアーレドゥオモ

天井は木製だということですが、こちらもまたモザイクで覆われていて豪華。
パレルモのパラティーナ礼拝堂を思い出す、素晴らしい聖堂でした。

シチリア21モンレアーレドゥオモ


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                              VOL.62


☆パラティーナ礼拝堂  → 南イタリア親子旅行Vol.50
☆パレルモのカテドラル → 南イタリア親子旅行Vol.53




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