2018年08月
category - 2018年5月マレーシア+ブルネイ
マレーシア+ブルネイ旅Vol.10 ラマダン中要注意!!観光客にも厳しいブルネイ
2018/ 08/ 28
ラマダン中で困ったのは飲食。エンパイアホテル滞在時にもお話ししましたが、夕方までレストランは開かず、ファーストフード店でもテイクアウトのみということで、街に出てもお昼ごはんは食べられません。しかもムスリムの方々は水も飲まないと聞いてしまったので、ペットボトルを手に持ちながら歩くのも気が引けるのでバックに隠すようにして持ち歩くことに。観光客も断食を覚悟しないと外出できないのです。

そして18時を過ぎると1日の断食が終わり、断食明けの夕食タイム。ラディソンホテルのレストランは地元でも人気だというコメントを読んでいたので楽しみにしていたのですが……、スンカイビュッフェ(SungkaiBuffet)というラマダン中のビュッフェになっていました。


2つのレストランとプールサイド、ロビーの一部まで使って、ずらりと並ぶビュッフェ料理はお見事。

味は普通だけど、とにかく品数が豊富で、デザートも多彩です。(色合いがちょっと…)


プールサイドでは子羊の丸焼きをスライスしていたり、サテを焼いていたり、バナナの天ぷらを揚げていたり、

マレーシア版かき氷・アイスカチャンとアイスクリームは自由にトッピングできたりして、楽しい催しになってます。
しかし、所詮ビュッフェ。夕食ビュッフェは好きじゃないのに、毎晩ビュッフェ。

ブルネイに来てビュッフェの夕食しか食べていない事に気づき、ルームサービスでピザを注文してみたら、美味し〜い♪マッシュルームスープとチキンも美味しくて、レストランの評判は間違いないと確信しました。毎晩ルームサービスにすれば良かったのねヽ(´o`;

さらには、朝食をいただこうとレストランへ行っても営業してない様子で、キョロキョロしていたら締め切ってある扉を指して「朝食はあそこ」と教えられました。たとえホテルの朝食でも外から見えない場所じゃないと提供できないということ。

パン、サラダ、フルーツ、お粥と、お料理は基本的な物が揃っているし、オムレツも焼いてくれますが、がらーんとした装飾もないバンケットルームが朝食会場になっています。窓はカーテンで覆われていて、隔離されてるよう。

まぁ、ティーバッグではなくお茶の葉を選べるのは嬉しかったけど、普通の日に宿泊してみたかったというのが本音です。
とにかくお伝えしたい事は「観光客としてブルネイに行くならラマダン時期は避けましょう」ということ。
帰国後に知ったのですが、非イスラム教徒でも日が沈むまでは、公共の場所(ホテルやレストランも含む)での飲食・喫煙は、イスラム刑法(シャリア刑法)により罰せられるので、くれぐれも気をつけて下さいね。 → シャリア刑法(在ブルネイ日本国大使館)
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マレーシア+ブルネイ旅Vol.9 『ラディソンホテル』スイートルーム
2018/ 08/ 25
『ラディソンホテル・ブルネイダルサラーム』スイートルーム(54㎡)です。
ドアを開けるとリビングルーム、左手に個室のトイレがあります。

どこも同じようなレイアウトだけど、ここはミニキッチン付き。Caffitalyのカプセルコーヒーマシーンもあります。エンパイアホテルはインスタントコーヒーだったけど(・・;)
お茶類はシンガポールブランドGRYPHONとTHE1872ClipperTea。

ダイニングテーブルがあり、小さな水場と電子レンジ、数枚のお皿が備わっているので、子連れ旅行にもいいですね。

冷蔵庫内の飲物とスナックは無料で、毎日補充してくれます。


ソファーの後ろがベッドルーム。
オレンジをアクセントにした可愛らしいお部屋になってます。

バスローブとスリッパがありますが…、どちらも薄くてスリッパなんかペラッペラ。改善した方が良いのでは?

クローゼットの向かいは清潔感漂うバスルーム。バスタブがないのは残念だけど、レインシャワーが付いてます。トイレにはビデの代わりに手動のウォシュレット付。

歯ブラシ、ヒゲ剃り等々完備され、アメニティはオランダの自然派コスメティックブランド『RITUALS』です。


そしてこのお部屋はビジネスクラスルーム。ホテルによってエグゼクティブルームとかクラブルームとか呼んでいるラウンジの利用ができる部屋です。
その上、1日5点の水洗いクリーニングと2点のアイロン掛けサービス付き。朝6時からアーリーチェックイン、18時までのレイトチェックアウトが可能。
DVDプレイヤーとIPADドッキングステーションも特典のひとつで、DVDは各部屋に設置されています。DVD持ってきてよかった〜。毎晩観てました。


6階にあるビジネスクラスラウンジは6時から24時までオープンしていて、17時半から19時半までは軽食が並びます。通常カクテルタイムと呼び、お酒も飲み放題で大人気なのですが、ここは無人状態(^◇^;)北欧などお酒が高い国でのカクテルタイムは満席だったりするのだけど、お酒がないので誰も寄って来ないみたい。私たちもほとんど利用しなかったし…。
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マレーシア+ブルネイ旅Vol.8 『ラディソンホテル・ブルネイダルサラーム』
2018/ 08/ 21
そしてブルネイ2つ目の滞在先『ラディソンホテル・ブルネイダルサラーム』へ移動しました。タクシーで15分程、料金は30BND(約2,400円)。空港からの料金と同じです。

ロビーは4つ星ホテルにしては少々カジュアル。かつての『シェラトン・ウタマホテル』で、2010年5月からカールソンホテルズの経営に変わり、ラディソンホテルになったということです。

レストランは2軒あり、ビュッフェ&アラカルト料理の多国籍料理『TasekBrasserie』とステーキを味わえる『DealsRestrant』。

両レストランの窓際にプールがあり、プールサイドにあるらせん階段を登っていくと…

喫煙者のオアシスがあります(*゚∀゚*)世界中で全館禁煙のホテルが増えている昨今、喫煙エリアを設けていないホテルが多く、たとえ5つ星ホテルでも玄関前で立って吸うことも。なのにこのホテルには、緑に囲まれた気持ちの良い空間にイスとテーブルまで用意されているのです。素晴らしい♪

他施設はスパ『Cantik』と24時間利用可能のフィットネスセンターがあり、

ちょっとしたお土産と雑貨が並ぶギフトショップもあります。

ホテル脇の陸橋を渡ると、毎日夕方に市場が立つ大きな広場。その向こうの建物は博物館・ロイヤルレガリアです。

さらに先、左手にオールドモスクが見えますね。

市場の向かいには旧国会議事堂。
繁華街ではなく、周辺にレストランやコンビニはないけれど、主要な観光地に歩いて行けるし、 ショッピングセンターへの無料シャトルバスもあるので、不便は感じません。人気ホテルにもかかわらずスーペリアルーム1泊12,000円前後という安さもオススメポイント。
という理由でスイートルーム(1泊約23,000円)を予約してしまいました(^◇^;)
次はお部屋をご紹介しましょう♪
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マレーシア+ブルネイ旅Vol.7 ラマダン中のブルネイ観光
2018/ 08/ 13
続いて向かったのは『王宮(イスタナ・ヌルル・イマン)』。「スルターンハウス」と説明された王様の家です。しかし、中には入れません。立派な入口で記念撮影をするだけ。隙間から奥を覗いても建物は見えないし…。てっきり入場できると思っていたので、残念です。

ブルネイの情報はマレーシアのガイドブックにオマケ程度しか載ってないと文句を言いながらも、そのオマケも読んでなかった私。20ヘクタールの広大な敷地にあり、一般人は立ち入り禁止で、ラマダン明けのお祭りハリラヤプアサの3日間だけ一般公開されるという、ただの撮影スポットでした。

次は博物館『ロイヤルレガリア』へ。運転手は真横に車を停めて「今日は休みだ」と言いいました。いやいや、いや、ここは調べておいたもんね〜。休館日はなく、毎日16:30まで。ホテルを出たのが14時だったので間に合う時間なのに…、閉まってます。あとでホテルのスタッフに尋ねたところラマダン中は14時に閉館するということでした。
ま、後日行ったけど「敬虔なイスラム教国のラマダン中は観光する時期じゃないな」と、つくづく感じました。マレーシアでは不便を感じる事なく普通に過ごせるけど、ラマダン時期のブルネイ観光はおすすめしません。

この日は朝から天気が悪く、ニューモスクで少し晴れたので喜んでいたのに、再び車に乗ったら雨が降ってきて、王宮に着いた時は小雨。それからずっと降ったりやんだりしてたので、大きなショッピングセンターへ行ってもらい、1時間半後に待ち合わせしてタクシーを降りました。

こちらは『ヤヤサンSHHBコンプレックス』というショッピングセンター。オールドモスクと水上集落の間にあります。

ジュエリーショップや土産物屋、ファーストフード店などが入っていて、「いつも若者で賑わう」と地球の歩き方に書かれていたけど…、何だコレ、ガラーン。
ラマダン中だからと思ってあげたいけれど、潰れる一歩手前な雰囲気が漂っています。

あまりにもつまらないショッピングセンターなので、小雨の中一服しようと表へ出てウロチョロしてもそれらしき場所がなく、道路を渡り川端へ。そしてここら辺ならいいだろうと一服してから見つけてしまったのが、この看板(・・;)罰金です!!ふぅ。誰も居なくてよかった〜。

ブルネイ川の対岸にはカンポンアイール(水上集落)があり、水上タクシーで渡ります。

世界最大の水上集落で、学校や病院、モスク、警察、消防署、商店、レストラン、ガソリンスタンドが揃っているということ。驚いたのは水道、電気、電話と、インフラ整備されていて、エアコンの効いた部屋でインターネットを使ったり、衛星放送を観ているというのです。ハロン湾(ベトナム)の水上集落では発電機を使っていたので、エアコンなんて夢のような生活でしょうね。アジアの様々な国で見てきたのでパスしたけど、ブルネイの水上集落はスゴいみたいですよ。
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マレーシア+ブルネイ旅Vol.6 ブルネイの王様が施主!?ニューモスク
2018/ 08/ 08
エンパイアホテルはとても大きなリゾートホテルなので、近所に歩いて遊びに行けるような場所やコンビニはありません。その分施設が充実しているのでリゾート内で過ごし、高いお水(600ml3.5BND・約300円)を買うことになるので、空港で買っておきましょうね。
そんなリゾートでタクシー観光を勧められました。3時間50BND、二人で100BND(約8,000円)。街中のホテルに移動してから観光する予定だったので、2泊3日のエンパイアホテル滞在中は引きこもっているつもりでしたが…、

入口に飾られている模型を指しながら「ニューモスクに行けますよ。and王様の家、マーケットや博物館、行きたい所へ行きますよ〜」とセールスされて、高いのか安いのか相場はわからないけど、観光する事に決めました。

そして当日、まずはニューモスクへ。正式名称は『ジャメ・アスル・ハッサナル・ボルキア・モスク』と、王様の名前が入っています。左の小さな玉ねぎ屋根は女性用礼拝堂。

1992年のハッサナル・ボルキア国王の即位25周年を記念して王様自らが建てたという、巨大なモスクです。(完成したのは1994年)床や柱は大理石を使い、所々に金を施し、シャンデリアもあり、豪華。ブルネイで一番大きなモスクで、2つの礼拝堂で5000人を収容できるということです。

木曜日と金曜日はお休みで、他の日は決められた数時間なら信者以外にも公開。入場料無料です。しかし…ラマダン中なのでムスリム以外は入れないと…。


あきらめて、外壁に沿って一周してみました。宮殿のような階段を眺めたり、ヤシの木と噴水の広大な庭園を歩くだけでも楽しめたけど、やはり中を覗いてみたかったなー。

端の方には女性用の礼拝堂もあります。イスラム教のお祈りは男女別々の場所で行うこととされているのです。
余談ですが、ムスリムの女性はハラール認証された化粧品を使っているということ。アルコールだけでなく、豚成分を使ったプラセンタや脂肪酸、ゼラチンなどが含まれている化粧品は使えません。そしてお祈りの前にお化粧を落とさなければならず、しかもマニュキアやペディキュアもダメと、きびしー。日本人でよかった(*゚∀゚*)
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☆ハラールについて → マレーシア+ブルネイ旅Vol.5
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マレーシア+ブルネイ旅Vol.5 ラマダンとブカプアサとハラールと
2018/ 08/ 03
夕暮れ時にリゾート内をお散歩。ラマダン中なので、たとえリゾートホテルでも日が暮れないとレストランがオープンしないため、開店を待ちながらウロチョロしていたら素敵な写真が撮れましたヽ(´▽`)/



ラマダンとは毎年約1ヶ月、イスラム教徒が行う断食月のこと。この期間は断食をしてアッラー神への感謝を捧げます。といってもお日様が出ている間だけ。日没から日の出までは食事を許され、夕食と早めの朝食を摂っているというのです。なので「私も1日2食だから、そんなに苦行じゃないでしょ?」と思っていたのですが、水も飲めないと知ってびっくり(゜◇゜)。敬虔な信者はツバを飲むこともしないとか…、そりゃーツライですね。さらに断食中は、喫煙、性交渉、噂話、悪口もダメ。学校や会社、役所など、ラマダン用の時間割があるということです。
18時を過ぎると1日の断食が終わり、ブカプアサという断食明けの食事を摂ります。

ロビーから吹き抜けを覗くと、ビュッフェレストラン『アトリウムカフェ』があり、すでに半分以上の席が埋まっている状態。だから予約するように言われたのね。

予約なしでもなんとか座らせていただきましたが、ほぼ満席です。メニューは、サテ、豆腐や春雨の炒め物、野菜の和え物、ルンダン、ナシレマ、等々、マレー料理やインドネシア料理のようなローカルフード。1人27.5BND(約2,200円)です。


行列ができているのは『アンブヤ』というブルネイの郷土料理。ジャングルに住んでいた先住民の主食だったそうで、サゴヤシのデンプンに熱湯を加えて混ぜて作るということ。
宿泊客だけでなく、地元住民が家族全員で来ているような団体客が多いです。

翌日の夕食は、シーフードレストラン『パンタイ(pantai)』へ。
普段はシーフードビュッフェとアラカルト料理のレストランなのに、ラマダン中なのでビュッフェのみでした。

こちらはハラール認証マーク。ハラールとは、イスラム法で食べることが許された食材や料理のこと。豚肉を扱わないのはもちろん、調味料もラード(豚脂)やみりん(アルコール)が入った物は使いません。山梨のワイン豚、美味しいのに…。

食材や装飾品に高級感があって、ゆっくりと食事を楽しめますが、アトリウムカフェと違いお客さんが少ないです。料金が倍くらいかかるので、家族単位では利用しないのかも。

エビ、カニ、ムール貝、ホタテ…、と、氷の上にシーフードが並び、ソースの種類も豊富。

サテなどローカル料理だけでなく、お寿司や天ぷらもあります。

テーブルの上でひときわ目を引くどぎついピンクの飲物は『バンドンジュース』という断食明け1杯目の飲み物。いきなり大量の食事を摂って胃がびっくりしないように飲むということで、断食してないけど飲んでみました。ん〜バラの香り❀甘くて不味い(;゚ロ゚)

まっ、特に美味しいものはありません。雰囲気は良いんだけどね〜。この時期のブルネイでは、そこら中のレストランがスンカイビュッフェ(SungkaiBuffet)というラマダン向けのビュッフェに変わるということ。ということは…?なんか不吉な予感…。
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