スペイン+中東夫婦旅Vol.36 世界遺産『アテネのアクロポリス』
2020.03.28 20:14|2017年9月スペイン+中東|
魅力いっぱいのアテネなのに、たった1泊で荷造りです。朝食後にチェックアウトして荷物を預かってもらい、目指すはアクロポリスの丘。
アクロポリスとは古代ギリシャ時代にポリス(都市国家)の中心部だった丘(アクロ)のことです。紀元前5世紀頃のギリシャには海外植民地を含めると1000以上のポリスがあり、同盟を組むことで強大なペルシア帝国を追い払うことに成功しました。
『パルテノン神殿』2008年撮影
この丘に最初の神殿が建てられたのは紀元前12世紀。その後ペルシア帝国との戦争で破壊され、再建築したものを修復したのが現在の姿です。途中のあまりにも長く複雑な歴史は、…アレキサンドロスやローマ帝国などの話を始めるとキリがないので置いといて…、15世紀にはオスマン帝国の占領下に置かれてモスクに改築されていました。そして17世紀後半、オスマン帝国対神聖同盟の大トルコ戦争のとばっちりを受けて爆発。そのまま放置されて時は過ぎ、修復作業を始めたのは1832年にギリシャが独立を果たしてからだということです。
『エレクティオン神殿』2008年撮影
深い歴史を背負ってきたアクロポリスの丘はアテネ一番の観光地。パルテノン神殿以外にもいくつかの神殿と屋外劇場があって見どころたっぷりです。
ということでアクロポリスの丘へ。昨夜はホテルからすぐに路地へ入りましたが、今日は大回りでプラカ地区に向かいました。そこら辺に教会があって中に入ってみたいけど、時間が無いので素通り。
飲食店街も気になるけど通り過ごして目的地に向かいます。
区画整理ができないのでまっすぐの道は少なく、狭い路地をつないでいるのは階段。カラフルで趣のある建物が多く、緑眩しい樹木が植えられたワクワクする街並みが続きます。
丘の端っこが見えてきましたよ〜。ここまででホテルから15分位。アクロポリスの丘入口から一番遠い場所です。
平坦な道に変わり、丘に沿って入口の方へ歩いていくと聳え立つパルテノン神殿が見えてきました。
その先には『ヘロディスアッティコス音楽堂』。2世紀に作られた建物で、丘の斜面を利用して客席が作られています。現在でもコンサートや劇場として使われており、イベント以外で内部に入れないけれど、アクロポリスの丘から見下ろすことができますよ。
さらに歩くとアクロポリスの入口『プロピュライア』が見えてきました。
ここから上へ登って行くのですが…、「頑張って登っても遺跡があるだけでしょ?石がゴロゴロ転がってるんでしょ?だったらタベルナで一服した方が良いよ」という主人ヽ(´o`;え?確かに遺跡があるだけだけど、私は一度見ているから行かなくてもいいけど、ギリシャといえばパルテノン神殿じゃないの?
超有名な遺跡が目の前にあるのに、観なくていいそうです。
それではと、写真だけ撮ってホテル方向に戻ろうかとしたら…、今度は「ここに登ってアクロポリスの丘を眺めよう!」と言い出し、入口向かい側にある大理石っぽいツルツルした岩山に登り始めました。なんでこうなるの(・・;)
あら〜、素敵な風景が広がっています。リカビトスの丘と旧市街、そして岩間に生える可憐なクロッカスの花。アクロポリスの丘に登らなくても同じような風景は楽しめました。
つづく
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